引きこもりの悩み「本当は家にいたくないし外に出たいけど、外出するのがまだ怖いな。人の視線とか、大きな音が気になるよ。がんばって外に出るとすごく疲れちゃう。それでも外出しないとだめかなぁ?」
今回はこんな悩みにお答えします。
記事の内容
- 引きこもりは無理して外出する必要はない
- 安心して外出するには【外部の支援機関を利用】
僕は民間の支援団体のスタッフとして一時期仕事をしたことがあります。
「無理」をして状態が悪化してしまった例や、支援を通じて一歩ずつ外出できるようになった例も見てきました。
そこで今回は、「引きこもりが外出する方法」について、これらの経験をもとに記事を書きました。
「すこし興味をもった」というかたは、ぜひ記事をご覧ください。
引きこもりは無理して外出する必要はない
引きこもりは無理をして外出する必要はありません。
「無理をして」というところがポイントです。
特に抵抗なく外出できるのなら、引きこもりにウォーキングをすすめる4つの理由で書いたように、ウォーキングに出かけると、体にも精神的にも良いことがたくさんあります。
しかし、無理をしてまで外出する必要はありません。
なぜなら、精神的にも肉体的にもとても疲れてしまったり、さらに不安定になってしまうこともありうるからです。
そうなってしまっては、体に良いどころか、むしろ逆効果になってしまいます。
そもそも気楽に外出することが難しいようなら、まずは治療などの適切なアプローチを優先すべきです。
ウォーキングは一人で外出できるようになってからで構いません。
したがって、引きこもりは「無理をしてまで」外出しようとする必要はありません。
適切な処置を受けることがまずは最優先です!
安心して外出するには【外部の支援機関を利用】
無理せず外出するにはどうしたらいいのでしょうか。
自力で外出するのが難しい場合、外部の支援を受けるのを検討してみるといいです。
外部の支援として具体的には、国や自治体の支援機関や、病院等の医療機関、さらにはNPO等の民間支援団体です。
ただし、これらの支援機関を利用する際、一点だけ注意が必要です。
僕は民間の支援団体のスタッフとして一時期仕事をしたことがありますが、医者や支援団体によって、治療・支援方針がまったく異なる場合があります。
例えば、本人が元気になるのをじっくり待つことを重視するところもあれば、次々といろいろな体験をさせるのを重視するところもあります。
場合によっては事態を悪化させてしまうこともあるので、治療や支援の方針について、しっかり説明を聞き、本人の状態に合った支援機関選びが必要になります。
強引に連れ出そうとするところには特に注意が必要です。
まとめ
ここまでの内容をまとめます。
- 引きこもりは無理をしてまで外出する必要はない。治療などの適切なアプローチを優先させることが大事。
- 安心して外出するには、外部の支援機関を利用するのを検討してみるといい。ただし、支援機関選びには注意が必要。
いつでも・だれでも安心できる場所がたくさんあれば、みんなもっと外出しやすくなるんじゃないかなと思いました。
少しでも参考になれば幸いです。
それでは今日はこの辺で。