今回は、30歳過ぎの文系大学院生だった僕が民間企業に就職した方法を紹介します。
研究職志望の院生が就職を決めるまでは、様々な経緯があると思いますが、この記事では、就職を決意した院生がどうやって就職したらいいのかについて紹介します。
特に僕の場合、履歴書に空白期間があります。
そのため、
- 空白期間が気になる方
- ひきこもり
- ニート経験のある方
にもおすすめできる内容となっています。
具体的には、
- 研究が行き詰まり、就職を決意。ただし高齢・空白期間というハンデあり。どうしよう?
- 就活本はこれだけで十分です。断言します。
の順番にご紹介していきます。
3分で読める内容なので、ぜひお読みください!
目次
研究が行き詰まり、就職を決意。ただし高齢・空白期間というハンデあり。どうしよう?
大学院生の悩み
「もう30歳。。。研究つらい……。お金なくなった。もう研究辞めて、就職したい。でも、文系だし、何か手に職があるわけでもないし、仕事はバイトしかしてないし……おまけに空白期間まである。どうしたらいいの……」
年齢問題
ストレートで進学すると次のような年齢になります。
学歴 | 卒業時年齢 |
高卒 | 18歳 |
大卒 | 22歳 |
大学院修士 | 24歳 |
大学院博士 | 27歳 |
博士課程の人は大卒の新卒よりも、3~5年分の年齢が高いです。
しかもこれはあくまでもストレートでいった場合で、研究がうまくいかないと、修士課程も3年間、4年間とやってしまうことがあります。
博士課程だとさらに在籍期間が長くなりがちです。
研究は、とても時間がかかり、暗闇の中を手を伸ばしながら少しずつ進んでいくようなイメージです。
そうすると、あっという間に30歳前後になってしまいます。
恐怖の空白期間問題
ストレートで進学した人の場合
ストレートで進学した場合は空白期間の問題はありません。
ただ、何年もの研究生活の間、何をしていたのかについては、答えられるようにしておくべきです。
空白期間がある人の場合
一方、大学院の入試で不合格になってしまったり、大学卒業後に進路未定で引きこもったりした場合、経歴に空白期間が生じます。
そういう時、就職面接の場面では面接官に必ず質問(ときに意地悪な質問)されることが予想されます。
これは、きちんと答えを用意しておけば問題ないのですが、また別の記事でご紹介します。
そんな僕でも就活の末、何とかちゃんと正社員として就職することができました。
以下ではまずどんな就活本を読んだらいいのかご紹介します。
就活本はこれだけで十分です。断言します。
就活本は、書店やamazonで検索すると無限に出てきて、どれが本当に良いのかわからなくなってしまいます。
そこで今回は、僕が就活の最終段階までくり返し読み返した重要な本だけを紹介します。
メンタル面・心の準備に
まず、就活を始めるに当たって、心の準備として、「就活(転活)に必要なものって何?」という時、とても参考になったのが、下の中谷彰宏さんの『面接の達人(バイブル版)』です。
「面接で言うべきことはたった2つだけだ」
この意味を知ることができます。
また、就活でくじけそうになったとき、元気が出るフレーズが所々に散りばめられているので、最後の最後まで何度も読み返して元気をもらっていました。
履歴書の書き方
就活の際、必ず履歴書を書かなければなりません。
履歴書の書き方には、ある程度ルールがあり、それに違反すると企業からは非常に低い評価が与えられます。
また、どのように書いたら魅力的な自分を演出することができるか、についても考える必要があります。
なぜなら、まだ会うこと(面接)すらしていないのですから。
会ったうえで駄目ならまだ仕方ないですが、会う前から落とされてしまってはもったいないですよね。
なので、ちゃんとした履歴書の書き方を知る必要があります。
そこでおすすめの本が下の小島美津子さんの『採用側の本音を知れば転職の書類選考は9割突破する』です。
小島美津子さんは、キャリア・アドバイザーとして、いろんな媒体で執筆・発言していらっしゃる方です。
僕もテレビで何度も見たことがあり、就職問題について真剣に向き合っている姿がとても好印象でした。
僕の場合は、年齢が30歳を超えていたというのと、アルバイト経験があるというので、転職用の本を買いました。
非常にわかりやすく書かれており、履歴書を書く際に、くり返し参考にしました。
面接対策
履歴書の次は面接対策です。
就活のクライマックスはこの面接になります。
なのでしっかりとした対策が必要です。
そこで、面接対策は、上と同じシリーズで小島美津子さんの『改訂版 採用側の本音を知れば転職面接は9割成功する』がおすすめです。
この本も、面接の前後に何度も参照し、いろんな質問のパターンなどしっかり準備しました。
わかりやすく書かれていてとてもよかったです。
補足・SPI対策について
SPIを実施する企業が増えています。
僕も何度か受けましたが、大学院に行くような方には特に対策は必要ないかと思います。
なので、ここでは特に紹介しません。
あとは実践あるのみ!――まとめに代えて
ここまでの内容をまとめます。
- 文系大学院生が就活する際に、まずは本を読んで心の準備をする。
- 次に履歴書の書き方、面接対策の本を読んで、就活全体のイメージをしておく。
ここまで準備すれば、あとは実践あるのみです。
履歴書を書いていて、面接前後で、少しでも迷ったら、上で挙げた本をくり返し参照してください。
きっと答えが見つかるはずです。